Windows利用中の方も知識として知っておいてほしいです。
危険なこいつの存在を。先日やってしまいました。
知っている人は知っている、知らない人は知らない。
そう 「Mackeeper」をね。
はじめに
この電球みたいなかわいくない奴。こいつが「Mackeeper」です。Windowsをお使いの方はあまり見たことがないかもしれません。
昨日、Youtubeを音楽データに変換しようとしていたところ、突然。
謎の警告音
「ピーーーーーーーー(結構恐怖を煽る)」
「あなたのMacはウイルスに侵されています」の赤文字
「Mackeeperをインストールしてください」と永遠表示される
これも全て、Mackeeperの仕業らしいですよ。
MacKeeperとは
MacKeeper(Macキーパー)は、macOS向けのユーティリティソフトウェア対応で、コンピュータシステムの最適化、クリーニング、セキュリティ用に開発された2009年にアメリカに本社を置くZeobitにより開発されたのが始まり。2013年4月、Kromtech AllianceがMacKeeperを買収し、現在その製品とサービスは世界中で提供され、18か国語に対応している。2014年以降リリースされた主なバージョンは3種類。最新版の3.xには16種類のツールが含まれる。
フリーウェアをダウンロードするときに、そのフリーウェアのダウンロードボタンと間違えやすい位置に、よくMacKeeperのダウンロードボタンがあったりしますよね。
あれは押さないようにしてなんですが「ピーーーーーー」は初めてでテンパってしまった・・・
「ピーーーーーー」がなんせ、夜中に一人で聞くと恐怖心煽られることこの上ない。
焦ってダウンロードしてしまいました。
ダウンロードしてしまったら
まずは落ち着いてください。丁寧に対処すれば大丈夫。
落ち着いていきましょう。
こんな画面が出て来ると思います。
もう一回言うよ。
絶対に押さないでください。
はじまりは「スキャン開始」
「スキャン開始」を選択してしまうとエンジニアと謎のチャットが始まります。
私がチャットボタンを押してしまったのかなと思っていましたが、「スキャン開始」すると勝手につながるようです。
絶対に押さないでください。振りじゃありません。
絶対に押さないでください。
エンジニアが出てくる(24時間対応)
いかにもなエンジニアが出て来て、「初回は無料だよ、あなたの悩みを手伝うよ」的なスタンスで語りかけてきます。さらに怪しげな、Apple認証 プロフェッショナルの文字なども出てきます。しかも24時間体制。中の人こわい。
こんな感じで一方的に話しかけてきます。
こわいよ、ばかやろう 。°(°`ω´ °)°。
初回ではこれ以上できないと278項目くらいをクリーンして、「これ以上はライセンスいるよ、買ってね」と催促してきます。チャットの返しがAppleっぽい(悔しいことに)ので安心しちゃいます。
詳細省いてますが、概ねこんな感じでした。
最初20%オフから始まり値切ったら50%オフになり、こっちもついおもしろくなってきて購入してしまいました。笑
検証してくださった方がいらっしゃいました。
とてもわかりやすいです。私もこんな画面でした。
Mac スペック
引っかかった時の私のMac情報はこちら。
MacBook Pro
masOS Sierra バージョン 10.12.5
IllustratorやPhotoshopを使うので、パーティションを分けて、OS8とOS10を入れていました。なので、Macの容量自体はなかなか圧迫されていました。
現状、「Mackeeper」を入れる前もよくフリーズしたり、電源が落ちたりしてて、不安はありました。というか、もう長いこと使ってるんだから買い換えようって感じではありました。
今思えば思い当たる不審な点
ライセンス購入するまでに、メール開くのは遅い、Webも遅い、今考えるとインストールしたことで余計に重くなっていたのではないかと思います。
ライセンス購入して、クリーニング完了して、確かに軽くなりました。
私の場合は使わない言語とかで1GB使っていたので、これは確かにいらなかった。ここだけ感謝。確かに軽くなりました。みなさんも使用しない言語は消しても良いかと思います。ラテン語とか。自己責任ですが・・・
よくよく確認してみると、日本語も削除されていました。
結局、いろんなAppを入れ直す羽目になりましたので、削除する際はくれぐれもお気をつけください。
ライセンス購入した感想
Webでいろいろ調べたんですが、いろいろ書かれているほど悪いとは思わなかったです(実際軽くなりましたし)。ですが、最初の吊り広告の「深刻なウイルスが検出されました」「警告音ピーーーーーーー(恐怖)」これが本当にいらない。恐怖で購入を煽ってこないで。そこが一番不愉快でした。
しかも、よくよく内容を確認すると、別に無料のアプリでも事足りると思います。初心者さんやWindowsから移行して来た人にひっかかりやすいらしいので、お気をつけください。
「ウイルスに感染している」 と書かれたら
ウイルスに侵されているかはターミナルで調べられます。
まずは落ち着いて、Macが本当にウイルスに感染しているのか確認しましょう。
私も「あと1分で安全性が失われます」とか出てたので焦りましたが、実際1分以上経ってから調べ終わりました。調べ終えて安心していたところに謎のチャットなのでした。
インストール、またはライセンス契約してしまった場合にすること
1.ライセンス契約の解除について
必ずアプリ削除前に行ってください。
どこから解約して良いのかわからなくなり、自動更新されてお金が引き落とされっぱなしになります。
わたしも一度削除してしまい、もう一度インストールする羽目になりました。
担当者に聞いた結果
解約についても、比較的親切に答えてくれました。
Mackeeper App>システムステータス>ライブサポート>ライブチャット
ここに「ライセンスのキャンセルをしたい」と伝えると対応してくれます。 5分~10分以上は待ちました。未使用分は返金してくれるそうです。
英語がわかる方は、返金リクエストフォームからメールを送っても大丈夫だそうです。
返金について
ライセンスの返金の項目にも詳細が書いています。
わたしは契約したその日に解約しました。2日ほどで詳細のメールも送ってくれるとのこと。
しかし、待てど暮らせどメールが送られてこないので、電話で問い合わせしました。片言の日本語でしたが、きちんと対応してくれました。
返金完了メール
(日本語翻訳しています。実際は全て英語です。)
その際、注文ID(♯0000000 数字8桁)が必要になるので、ライセンス契約のメールから控えておいてください。
わたしの場合はラッキーだったのか、全額返金してもらいました。
時間はかかりましたが(約一週間ほど)泣き寝入りはもったいないです。ぜひチャレンジしてみてください。
対応窓口各種
まとめておきます。
どなたかの役に立ちますように。
0800-111-1304
2.アンインストールについて
現在(2018年)はこれが一番良さそうというものをメモしておきます。
記事が古いと対応してなかったりするのでお気をつけて。
「Malwarebytes Anti-Malware for Mac」で削除 → 成功!
2017/07/09 時点での対処法です。
4STEPで終わりました!!
片手にGoogle 写真翻訳のアプリを持ちながら作業しました。
ニュアンスでしか読み取ってませんが、大丈夫でした。笑
いろいろサイトを見るとなかなか消えなくて、みなさん苦労されていたようですが、綺麗に消えました。これで安心……
動画付きでわかりやすく、非常に参考になりました。
(「DetectX」で削除 → おそらく成功)
こちらでも可能と思われます。こちらでは試していませんが、参考になりました。
DetectXはあくまで「削除するのが難しい関連ファイルやマルウェアを削除するためのアプリ」であり、最新のアドウェアなどの削除には”AdwareMedic“(先日Malwarebytesに譲渡され現在は”Anti-Malware for Mac”となっています)の使用を勧めています。
AppCleaner でも比較してくださっているので、安心感もありました。
「Finder」と「AppCleaner」で最終確認
Finder > 検索 > 「Mackeeper」 > 「Mackeeper.app」削除(ゴミ箱も空にする)
念のために確認しておきましょう。これで安心です。
ここまでお疲れ様でした。長くかかりましたが、ここまで私はトータル3〜4時間くらいはかかりました・・・
Webで色々調べつつ、Macもなかなか動かず重いし、半日潰れてしまいました。悔しい。
結論「有料のウイルス対策ソフト購入がおすすめ」
「あやしいウイルス検出」は嘘
これに限ります。
「ウイルスが検出されました」は基本、嘘です。騙されないでください。
わたしの場合は返金もしてもらい、削除にも成功し全て解決して(ちょっと軽くなった)ので、不愉快ではありますが、自己責任かなと思います。
まぁ、実際に一度お金を取られていますので、なんとも言えませんが。
軽くはなったのが、まだ救いかな。
役に立ちますが、無償でこのパフォーマンスのソフトもたくさんあります。
なので、本当に利用者が気にいるかどうかなのかなと思います。
まぁ、勉強料だと思って割り切ろうと思います。
二度と引っかからないようにしよう。みなさまもお気をつけて。
有料ウイルス対策ソフトがおすすめ
ウイルスが気になる方は有償のソフトをおすすめします。
無料ソフトももちろんありますが、安心感とサポート力が違います。
「Mackeeper」だけは絶対にダメです。
Macならこちらがおすすめです
無料デモ版があるものありますので、試してみてから購入もありです。
私もMacだからといって油断は禁物なのだなと勉強しました・・・
おわりに
Mackeeper で苦しんでいる人、苦しんだ人、たくさんいると思います。
返金やライセンス解除まで書いてある記事は、探したところ全くなかったので、一人でも多くの人に届くようにFacebookやTwitterでシェアお願いします。
今後の被害が拡大しないことを心より祈ります。
それでは本日はこのへんで。
お付き合いいただきまして、有難うございました。
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